ここ数年で、格安SIM、格安スマホ、格安プランなどが増えたこともあり、スマホの2台持ち派が増えてきています。「1台で事足りるのでは?」と思うかもしれませんが、2台持ちをする人にはそれなりの理由があります。
そこで今回は、スマホを2台持つ理由やメリット・デメリット、そして、スマホを2台持つ際のおすすめの組み合わせ方について解説します。格安プランを提供しているサービスも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スマホ2台持ちを考える理由

スマホを1台しか持っていない人からすると、「2台も必要?」と疑問を持つ方もいるでしょう。2台になるとその分荷物は増えるし、持ち運びも面倒くさそうという声も聞こえてきそうですね。
では、どういった理由からスマホ2台を持つようになったのでしょうか。まずは、スマホ2台持ちを考える理由を見ていきます。
シーンで使い分けたい
仕事をしている方は、プライベート用とビジネス用でスマホを使い分けると便利です。プライベート用のスマホを仕事でも兼用すると、業務に集中できない場合も。
また、休日に取引先からひっきりなしに連絡が来て、思うように休めない…といった経験がある方も多いはず。ビジネス用とプライベート用でスマホを分ければ、仕事と休日のメリハリがつきます。
格安プランが豊富
スマホを2台持ちすると、毎月の料金も倍かかりそうなもの。ですが、格安SIMや格安プランを使えば、それほど維持費はかかりません。
格安SIMの中には、2台目専用の特別プランを用意しているところも!月額500円程度から、2台目のスマホを契約することも可能なのです。
格安SIMなら、月額料金だけでなく本体価格もお手頃。経済的なハードルがそれほど高くないということも、スマホ2台持ちの人が増えている理由のひとつです。
使っているスマホの電池消耗が早い
スマホは音楽を聴いたり、動画を楽しんだりする以外に、交通機関の定期やお財布として使うことも当たり前になりつつあります。しかし、用途が増えればそれだけ電池の消耗も激しいです。
スマホを使う機会が増えれば、たった半日で電気切れになってしまうことも…。そんな電池問題は、スマホを2台持ちすることで解決できます。
写真や動画に使う容量を増やしたい
ゲームや写真を撮ることが好きな方は、スマホ1台だと容量がすぐに埋まってしまいます。そんな悩みも、スマホを使い分けることでクリアできます。
1台目は電話やキャッシュレス決済に使うメインスマホ、2台目は写真やゲームに使う趣味用のサブスマホするのも分けるのも良いですね。
子ども専用スマホを用意しておきたい
子育て中の方は、家事の合間に動画やアプリをお子さんに見せることもあるでしょう。賛否両論あるかと思いますが、子どもが3人いる筆者も、スマホを育児に活用することもあります。
しかし、プライベート用のスマホを子どもに与えるのは、誤操作をするリスクも…。そこで役立つのが、2台目のスマホです。
もう1台を子ども専用として使えば、メッセージの誤送信も防げます。小学生のお子さんなら、コロナ禍で増えた「オンライン学習」に使うこともできます。
スマホを2台持ちするメリット・デメリット
2台持ちする理由を考えてみただけでも、もう1台持つことはプラスになるような気もしますが、スマホ2台持ちには当然メリット・デメリットがあります。
まずは、スマホ2台持ちのメリットから見ていきましょう。
メリット

- スマホの使い分けができる
- 電池切れ、容量不足の不安を解消できる
- スマホを紛失してもすぐに探せる
- 2台のスマホ機能を使い分け、併用できる
- 万が一に備えられる
スマホを2台持っていると、容量や機能・バッテリーも2倍になります。写真やアプリを保存できるだけの容量を確保できますし、電池が切れても2台目で代用可能です。
「スマホが2台ある」ということは、スマホが故障したり紛失したりした時の備えにもなるメリットも。また、2台のスマホを使い分ければ、1台で電話をしつつ、もう1台でネット検索をするといった”ながら作業”も可能です。
メリットが多い一方で、スマホを2台持ちする前に知っておくべきデメリットもいくつかあります。
デメリット

- スマホの購入費、維持費が2台分かかる
- アカウントの管理が面倒、複雑
スマホを2台持つということは、それぞれアカウントが必要です。設定や管理も2台分行う必要があるため、もちろん手間がかかります。
また、格安SIMや格安プランなどは月額料が安いとはいえ、スマホ代の支払いは2台分。費用を抑えてスマホを2台持ちたい方は、各社の料金プランを確認・比較して選ぶことが大切です。
スマホ2台持ち!おすすめの組み合わせは?
今後、スマホを2台持つことを検討している方は、どのキャリアを選べばよいのか迷うもの。そこで、「スマホ」と「回線」2パターンのおすすめの組み合わせをまとめました。
スマホの場合

スマホは機種によって、サイズや機能が大きく異なります。2台目を持つ理由や、用途に合うスマホを組み合わせましょう。
(1)データ通信用×通話用
日ごろ電話をする機会が多い方は、データ通信用と通話用のスマホで使い分けがおすすめです。
通話用のスマホは機能性を求める必要がないので、新型ではなくても十分。新しいスマホはデータ通信用として使い、古いスマホを通話用にすると良いです。
(2)iOS×Android
アプリによって、対応のOSが異なります。iOSとAndroidのスマホを1台ずつ持っていればスマホで使える機能やアプリ利用の幅を利かせることが可能です。
AndroidはiPhoneよりも機種が豊富ですので、自分に合うスマホを選べるメリットもありますよ。
(3)小さいスマホ×大きいスマホ
大きなスマホを2台持つと、荷物もかさばります。
常にスマホを2台持ち歩くような場合は、メインスマホを大きめのもの、サブのスマホは小さめのものを選ぶといったように、サイズ感にも着目すると携帯しやすいです。
(4)2台目はテザリング用
実は、スマホ2台持ちを1台分の契約で実現する方法があります。それが、「テザリング」という機能です。
テザリングとは、スマホに届いた電波を飛ばして、他のスマホでもネット通信や通話をできるようにするというもの。外出先でもWi-Fiを利用できる「モバイルルーター」とよく似ています。1台目のスマホを基地局して使うため、モバイルルーター同様に移動も可能。
モバイルルーターは月額料がかかりますが、スマホのテザリング専用にすれば無料で使えることに。経済的にもおトクなので、2台目のスマホをテザリング用として持つ方もいます。
ただし、テザリングに使うと電池の消費が激しくなるため、使い過ぎはキケンです。契約のデータ量を超えると通信制限もかかるので、テザリング目的で持つのは注意点もありますね。
回線の場合

スマホを2台持ちする場合は、「キャリアスマホ」と「格安SIM」どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。サービスやプランはもちろんですが、組み合わせ次第でスマホ代が大きく変わります。
(1)キャリア×格安SIM
現在使っているのがキャリアスマホの方は、2台目は格安SIMデビューするのもアリです。格安SIMはキャリアスマホよりお手頃ですし、1台目がキャリアのままであればお試し感覚で契できるメリットも。
キャリアスマホと格安SIM、それぞれの費用はかかりますが、用途に合うプランを選べば、費用も上手く抑えられます。
(2)格安SIM×格安SIM
出費を抑えるのなら、格安SIMの2台持ちがマストです。キャリアスマホより安く、会社によって強みが異なるので、出費を抑えながら用途に合うプランを探せます。
もちろん、同じ格安SIM会社で2台分契約するのもアリです。会社によっては、2台持ちで割引や特典を受けられる場合もありますので、プランや特典をよく確認してみましょう。
(3)キャリア×キャリア
キャリアスマホを2台持つと、当然ながら月々のスマホ代は格安SIMよりも高くなります。ですが、格安SIMが合わなかった方は無理して使うよりも、2台とも使い慣れたキャリアスマホを選んだ方が快適でしょう。
キャリアスマホ各社で、2台目の割引プランを用意している場合もあるので、契約前に調べておくと良いです。
人気の格安プランをピックアップ
おトクにスマホ2台持ちをするのなら、格安プランのあるサービスを利用しましょう。参考までに、おすすめ6社の料金プランを簡単にまとめました。
ahamo

格安SIMでも安定した通信を利用したい方や海外でもスマホを使いたい方は、ドコモ回線のahamoがおすすめです。
利用料金をdカードで支払うとdポイントがお得にたまるので、dカードも併用するとよいでしょう。
月額費用 | 基本料金2,728円 (データ容量20GB) |
メリット | 国内通話1回5分無料、海外ローミング20GBまで無料 |
デメリット | 通話かけ放題は+1,100円 |
LINEMO

LINEMOは、LINEサービス使用時の通信料がかからないことが強みです。普段LINEでのやりとりがメインの方は、通信料を節約できる可能性もあります。
また、ミニプランが半年間実質無料のおトクなキャンペーンも実施しています。
月額費用 | 2,728円(20GB)、990円(ミニプラン) |
メリット | LINE利用時のデータ通信がかからない(無制限) |
デメリット | ギガ使い放題プランがない、端末保証がない |
楽天モバイル

「2021年携帯キャリア総合ランキング」で1位を獲得した、楽天モバイル。筆者も「1GBまで無料」のプランに惹かれ、現在は楽天モバイルユーザーです。
回線に不具合はあるものの、アプリ利用の通話料無料や、使った分だけ支払うプランには定評があります。20GBを上限としている会社が多い中、20GBを超えても税込3,278円なのは楽天モバイルの強みです。
月額費用 | 3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、20GB以上は一律3,278円 |
メリット | アプリ「楽天Link」利用で、国内通話無料 |
デメリット | 1GBまで無料プランは2022年6月末で終了 |
povo

2021年3月に誕生した「povo」ですが、同年12月には新たなスマホプランである「povo2.0プラン」をスタート。これにより、基本料0円で使えるようになりました。
必要な機能は”トッピング”で追加できるため、自分に合うプランを契約できるのは新しいですね。
月額費用 | 基本料0円~ |
メリット | 必要な機能はトッピングで追加できる、3GB以内なら月額990円 |
デメリット | 家族とのセット割がない |
イオンモバイル

みなさんご存知、あのショッピングモールのイオンでおなじみのイオンリテール株式会社が提供しています。
月額費用が破格の528円からに加えて、家族とのシェアプランもあるので、家族もあわせてとにかく毎月のコストを抑えたい方は必見。
月額費用 | ネットのみ1GBまで528円 |
メリット | 月額料金が最安、全国のイオン内に店舗がある |
デメリット | 未成年の契約は不可、MNP転出手数料が15,000円と高額 |
NUROモバイル

毎月それほどデータ回線を使わない方は、NUROモバイルもおすすめです。
データは翌々月まで繰り越せるので、余ってもムダなく使えます。かけ放題のオプションがないため、電話をする機会が多い方は要注意。
月額費用 | 3GB 792円~※利用開始月のみ基本料が0円 |
メリット | データを繰り越せる、3回線から選択可能、オプションが充実 |
デメリット | かけ放題のオプションがない |
2台目のスマホ契約はポイントサイト経由がおトク!

スマホ2台持ちをするために、格安SIMの契約を検討している方は、ポイントサイト「アメフリ」からの契約がおトクです。
アメフリ経由で申し込みをすれば、サイト内にポイントがたまり、たまったポイントは現金やギフトコード、dポイントやPontaポイントなどのポイントサービス、マイルなどさまざまなものに交換ができます。
今回紹介したサービスのうち、アメフリでは「NUROモバイル」を掲載中です!
格安プランのサービスがあるスマホを選べば、スマホ2台持ちも低出費で実現できます。
各社で料金やプランは異なりますので、ライフスタイルや用途に合わせて、自分に合うスマホを探してみてください。