【2024年】格安SIMの選び方解説!おすすめ10社もご紹介

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スマホの利用料金、もうちょっと抑えたいな・・・格安SIMに興味あるけど、よくわからないな・・・という方に向けて格安SIMの選び方について詳細解説しました!

後半には、おすすめの格安SIMサービスもご紹介していますので参考にしてください。

目次

格安SIMとは?

格安SIMは、docomoやau、Softbankといった大手キャリアの通信を借り、低価格かつシンプルな料金体系でモバイル通信サービスを利用できる仕組みになります。

独自で通信網を持っていないため、通信の設備費や維持費、管理コストなどが無い分料金が安く設定されていますが、その代わりに大手キャリアに比べて通信速度が遅かったり、サポートがウェブのみなどの特徴があります。

そもそもSIMって何?

SIM(Subscriber Identity Module)は、モバイルデバイス(主にスマホ)がモバイルネットワークに接続するために必要な小さなチップのことを指します。

格安SIMだけでなく、大手キャリアの通信を利用する時にもSIMは挿入されますが、窓口で端末とセットで申し込みをしたりするとすでにSIMが挿入された状態で端末を受け取るため、これまで大手キャリアしか利用したことが無い方は馴染みがないかもしれません。

このSIMカードをスマホに挿入することで、通信事業者の基地局と通信し、モバイルネットワークを利用してデータ通信や通話が行うことができるようになります。
また、カードにはユーザー情報や契約情報も登録されており、料金やプランなどが識別できるようになっています。

なお、最近では物理カードを必要としないeSIMを提供している事業者も増えてきました。
eSIMはインターネットで申し込みをした後、識別番号をスマホ端末に登録することでSIMカード無しで通信が使えるようになる仕組みになります。
端末によってはeSIM未対応のものもあるので、契約するときはご自身が利用する端末がeSIM対応かどうかを確かめるようにしましょう。

キャリアと格安SIMの違いとは?

まず「キャリア」とは、自社で通信サービスを提供する大手プロバイダーのことを指し、高い通信品質が特徴になります。
NTTドコモ、KDDI(au)・Softbankなどがそれに当たります。

一方「格安SIM」は、上記「キャリア」が保有するネットワークを借り受け、それをユーザーに提供するMVNO(Mobile Virtual Network Operato)という仕組みを利用したサービスになります。

それぞれ「通信エリア」「品質」「料金」「カスタマーサポート」に違いが見られます。

キャリア格安SIM
通信エリア広範囲基本的にキャリアと同じ
通信品質高い状況により異なる
料金高い安い
カスタマーサポート窓口・オンラインともに充実オンラインのみが多い

キャリアは、通信やカスタマーサポートが充実している代わりに料金が高め、格安SIMは通信品質とカスタマーサポートがキャリアに比べて充実していないものの、その分料金を安く抑えられるというのが特徴です。

ただ、通信品質に関しては、以前までは利用する場所や時間帯によっては気になる事もありましたが最近では改善がだいぶ進み、基本的には問題なく使用できる環境になってきていますので安心してください。
お昼や帰宅ラッシュなど、多くの人が通信を利用する時間帯に容量の大きいゲームをしたり、動画を視聴する際に少し重く感じることもありますが、LINEやメールのやり取りは問題なく行えます。

なぜ格安SIMは安いのか?

格安SIMが通常の通信キャリアよりも低価格で提供される理由は、上述したキャリアと格安SIMの違いにあります。
格安SIMは、自社で通信網を持たない分コストがかからず、また有人の窓口等も設けないことで運用コストの削減もしており、キャリアと比べて格段に安い料金でサービスを提供しているという仕組みになります。

格安SIMが安い理由
  1. 通信インフラをキャリアから借り受けることによる大規模な設備投資や維持管理費用を抑えられる
  2. 通信設備やネットワークの保守・拡張コストの削減
  3. オンライン運営による運用コストの削減
  4. 大手通信キャリアから割安な卸売料金で借り受けているため低価格で提供可能

失敗しない格安SIMの選び方

格安SIMは、下記のポイントを抑えると選びやすくなります。

  1. 1ヶ月に使用するデータ量
  2. SIMの種類
  3. 通信回線
  4. 使用する端末

これらのポイントを押さえて、自身に最適なプランを見つけましょう。

1ヶ月に使用しているデータ量を確認

格安SIMは基本的に、1ヶ月利用できるデータ量に合わせて料金プランが組まれています。
今現在自分が1ヶ月にどれくらいのデータ量を利用しているのかを確認し、最低でもどれくらい必要なのかを確認しておきましょう。

データ量の確認方法は、スマホ本体で確認する方法と、各利用サービスの管理画面から確認する方法がありますが、正確なのはサービスの管理画面情報になります。
専用アプリやアカウントページなどから確認できると思いますのでチェックしてみてください。

参考:スマホの設定から確認する場合
iPhone

「設定」アプリ > 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」 > 「現在までの合計」

Android

「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「インターネット」 >携帯通信会社名の横にある「設定アイコン」をタップ

なお、格安SIMのデータ量のプランは主に、下記3つに分類できます。確認したデータ量がどこに属するのかを意識してプランを選ぶようにしましょう。

1~5GB

主にメッセージのやりとりや軽いウェブ閲覧を行うユーザー向けです。

5~10GB

動画視聴や画像のダウンロードを行う場合に適しています。

10GB以上

動画や音楽のストリーミング、ゲーム、データのアップロードを頻繁に行うユーザー向けです。

注意点:

利用状況が変動することを考慮して、データ量プランを選ぶ際には余裕を持たせた方が良いでしょう。急に大容量のデータ通信が必要になった場合に安心です。また、特定のアプリが大きなデータ通信を引き起こしていないかを確認し、必要に応じて設定を見直すことも重要です。

「音声通話付き」「SMS付き」「データ通信」からマッチするものを選択する

SIMには大きく分けて3種類のタイプがあります。

音声通話付きSIMSMS付きSIMデータ通信SIM
電話
SMS
データ通信

料金プランも、音声通話付きSIM>SMS付きSIM>データ通信SIMの順で高く設定されています。
最近ではLINE通話など無料で電話できる昨日も普及してきており、電話はほぼ使わないという方も多いと思いますが、そういった方はSMS付きSIMなどにして料金を抑えるのもおすすめです。

ただし、昨今2段階認証などで登録した電話番号宛に認証キーが送られてくるシステムも多いですし、電話番号も一つは所有していないと不便なことも多いですので、メインスマホのSIMを契約する場合は音声通話付きSIMにしましょう。

音声通話付きSIM

データ通信と通話が可能なSIMカードです。従来の大手キャリアと同じように、電話とデータ通信を行いたい場合はこちらを選択しましょう。
通話し放題などのプランを用意している格安SIMサービスもあるので、電話をよく使う方はそれも考慮してサービスを選ぶのがおすすめです。

SMS付きデータSIM

データ通信に加えてSMS(Short Message Service)機能が利用できるSIMカードです。特に音声通話は必要ないが、メッセージアプリやLINEを使用してコミュニケーションを取りたい場合はこちらがおすすめです。

特に、LINEを新規登録する際には、SMSもしくは通話認証が必須となります。通話機能が不要でもLINEを使用したい場合は、SMS付きデータSIMを選ぶ必要があります。

データ通信

データ通信のみで、電話やSMSは利用不可となります。サブスマホやタブレット用の使用におすすめです。

回線の種類を選択する

冒頭でもお伝えしましたが、格安SIMは大手キャリアの通信網を借り受けて提供しているサービスになります。
そのため、回線はNTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクの3社から選ぶことになります。
現在利用している大手キャリアで不満は特にないといった場合は、同じ回線の格安SIMを選ぶのがおすすめです。

NTTドコモ

国内最大手の通信キャリアで、広範囲な通信エリアを提供しています。高い通信品質と安定性が特長で、都市部から地方まで幅広いエリアで利用可能です。5G通信にも積極的に展開しており、高速通信が可能です。

おすすめの人:広範囲で安定した通信を求めるユーザーや、5G通信を利用したいユーザーに適しています。

KDDI(au)

幅広い通信エリアを提供しており、NTTドコモに次ぐ全国シェアを誇ります。VoLTE(Voice over LTE)技術により、高音質な音声通話が可能です。5G通信の展開も進んでおり、高速かつ安定した通信が期待できます。

おすすめの人:幅広いエリアで通信を利用したいユーザーや、音声通話に重点を置くユーザーに適しています。

Softbank

キャリアの中で最も安い料金設定を行っており、一部地域では高速な通信を実現しています。ソフトバンク独自のサービスやプランが豊富で、特典やオプションが多彩です。5G通信も展開中で、高速かつ多機能な通信が可能です。

おすすめの人:安い料金に魅力を感じるユーザーや、特典やサービスに重きを置くユーザーに適しています。

なお、最近では楽天モバイルが新たなキャリア事業として勢力を拡大してきています。
楽天モバイルは独自の回線に加えて、MVNOとして、KDDI(au)の回線も利用しており、楽天モバイルエリアに対応していないところはau回線に切り替わる仕組みになっています。
料金プランが一つしかなく、更にその料金も安いですし、楽天ユーザーですと大量のポイントが獲得できることもあり、楽天ユーザーにはおすすめの回線となります。

使用するスマホ(端末)を決める

格安SIMを利用する場合、スマホ本体の購入は主に下記3パターンで準備することになります。

  • 現在使用中のスマホをそのまま継続利用する
  • SIMフリースマホを自分で購入する
  • 契約する格安SIM会社で端末を購入する

イメージとしては、スマホはゲーム機本体で、SIMはそのゲーム機で使うゲームソフトと考えるとわかりやすいでしょう。
ゲーム機本体はソフトを買い替えたとしてもそのまま利用できるのと同じように、スマホ本体もまだ使えるのであれば、SIMだけ差し替えれば通信会社を変更することが可能となります。
※ただしSIMロックがかかっている場合は解除の手続きが必要となります。詳しくは後ほど説明いたします

また昨今では、各社スマホ本体とセットで購入できるプランや、スマホのみを購入できるサービスを展開していますので、スマホ端末も買い替えを検討している方は契約サービス先で端末を購入するのがおすすめです。

なお、スマホとSIMを組み合わせるにあたり、いくつか注意点があります。
下記にリストアップしていますので、それぞれが対応しているSIM・端末か確認しましょう。

通信方式(LTE、5Gなど)の対応

最新の通信規格である5Gに対応するかどうかを確認し、それに合わせた通信プランや回線を選ぶようにしましょう。

SIMカードのサイズ

スマホによって使用できるSIMカードのサイズが異なります(標準SIM、microSIM、nanoSIM)。スマホの対応サイズを確認し、選んだ通信プランのSIMが対応していることを確認しましょう。

デュアルSIM対応

1台のスマホに複数のSIMカードを挿入できるデュアルSIM対応の機種もあります。海外での利用や仕事用・プライベート用など、複数の回線を使い分ける場合に便利です。

周波数帯の対応

スマホの利用可能な通信周波数帯も異なります。国内外の通信環境に対応するために、スマホがどの周波数帯に対応しているか確認しましょう。

SIMロックの有無

一部のスマホは特定の通信キャリアにロックされている場合があります。SIMロックがかかっている場合、他の通信回線を利用できないため事前に確認しましょう。

現在使用中のスマホを使う場合

格安SIMの魅力の一つとして、現在利用中のスマホ端末をそのまま利用できるという面があります。
現在入っているSIMを、新たなSIMと入れ替え設定を変更するだけで簡単に切り替えることが可能です。
※なお、SIMロックがかかっている場合は手続きが必要になります。詳しくは後ほど説明いたします。

既存のスマホを利用する場合も、上記でご紹介した「SIMカードの対応サイズ」「デュアルSIM対応の有無」「周波数帯の確認」「SIMロックの有無」を行い、各格安SIM会社とマッチしているかどうかチェックするようにしましょう

SIMフリースマホを購入する場合

SIMフリースマホは通信キャリアに依存せず、自由にSIMカードを選んで利用できる端末です。一般的に、スマホは携帯ショップで購入するというイメージかもしれませんが、SIMフリースマホはAmazonや楽天市場などのオンラインショップで購入することもできます。

格安SIMとセットで新たに購入する

格安SIMとセットで購入すると、機種代の値引きがあったり、キャッシュバックやポイント還元が受けられたりするといったメリットがあります。各社定期的にキャンペーンを実施しており、乗り換えキャンペーンの場合、数万円するスマホが数千円で購入できるケースも多々あります。大手通信キャリアでスマホを購入する場合、SIMロックと呼ばれる他のキャリアで使用できなくする制限がかかっていますが、格安SIMの場合そのほとんどがSIMフリー端末をセットで購入できるのも魅力でしょう。セット購入できるのがSIMフリー端末であれば、前項で解説したSIMフリースマホ購入のポイントを押さえて選びましょう。

格安SIMを利用するメリット

格安SIMは、料金が安いだけではなく、その他にもいくつかメリットがあります。
今まだ格安SIMの利用を迷っている方も、ぜひ検討材料の一つにしてみてください!

月額料金を大幅に節約できる

冒頭からお伝えしていますが、格安SIMを利用することには、大手通信キャリアに比べて月額料金を大幅に節約できる魅力があります。
普段から電話はあまり使わず、サポートや海外利用なども使用頻度が少ないなら、必要なデータ量と通話機能を備えたSIMに変更するだけで月々1,000~4,000円程度安くなる可能性があります。

例:2023年12月時点のNTTドコモとそのMVNOであるイオンモバイルの料金プランを見てみましょう。NTTドコモのeximoプランで3GBの通信量を使用した場合、基本料金が5,665円(税込)なのに対して、イオンモバイルの3GBプランは基本料金1,078円(税込)と大幅な節約が期待できます。

インターネットで完結できる

格安SIMは、契約手続きや問い合わせがオンラインで行えるという大きなメリットがあります。これにより、ユーザーは店舗に足を運ぶことなく、手続きをスムーズに行えます。

デュアルSIMも可能

格安SIMを利用すると、1つの通信サービスの料金を抑えられることから、「大手キャリア+格安SIM」や「格安SIM+格安SIM」といった2社で契約を行ったとしてもさほど出費を大きくなく、複数社のSIMを利用するという選択肢を増やすことができます。
デュアルSIM対応の端末であれば、2枚のSIMを1つの端末に挿入に両方の通信を利用でき、電話番号を2つ持ちたかったり、時間帯によって回線を切り替えたいといったことも簡単に設定可能です。
ビジネスとプライベートで番号を分けたいといった場合にもおすすめです。

海外での利用

旅行先などで海外のローカルSIMと自国のSIMを同時に利用することができます。これにより、海外での通信費を抑えながら、自国との通信も確保できます。

なお、デュアルSIMスロットを搭載していなくても、eSIMに対応している端末であれば、物理SIMとeSIMを組み合わせてデュアルSIM環境を構築できるものもあります。

格安SIMを利用するデメリット

格安SIMは低料金や柔軟なプランが魅力ですが、利用する際には注意が必要な場合もあります。
下記の点、気になるものがあるようであれば、大手キャリアは継続しつつ一番安いプランの格安SIMなどを契約してお試しで使ってみるなど、大手キャリアと平行して使ってみるのがおすすめです。

通信速度が遅くなる場合がある

格安SIMを利用する上で考慮すべきデメリットの一つは、通信速度が遅くなる可能性があることです。

格安SIMは大手キャリアの回線を借り受けて運営しています。お昼や帰宅の時間帯など、多くのユーザーが同時に通信を行う時間帯では、回線が混雑し、通信速度が低下する可能性があります。

キャリアメールが使用できなくなる

大手キャリアで使用していたキャリアメールが使用できなくなることも大きなデメリットの一つでしょう。

キャリアメールとは
  • @docomo.ne.jp
  • @ezweb.ne.jp
  • @au.com
  • @softbank.ne.jp
  • @i.softbank.jp

といった、キャリア独自に割り振られたメールアドレス

これらのメールアドレスは基本的に使えなくなると思っていたほうが良いかと思います。

最近では、GmailやYahooメールなど、無料のメールサービスも普及していますので、そちらの利用の検討が必要です。

基本的に設定は自分で行う必要がある

大手キャリアとは異なり、設定やトラブルに関してはユーザー自身で解決する必要があります。
もちろん各社サポートはありますので、電話やメールでの問い合わせで解決できる方は問題ありませんが、例えば窓口で説明してもらいながらや、作業を代行してもらいたいという方など、操作に不安がある方は大手キャリアがおすすめです。

LINEのID検索ができなくなる

格安SIMを利用する上でのデメリットの一つとして、LINEのID検索が制約されるということも挙げられます。ID検索には年齢認証という使用者の年齢を確認する作業が必要なのですが、格安SIMの中には年齢認証が行えないものもあります。
2023年12月時点で年齢認証に対応している格安SIMは下記の9つですので、LINEのID検索を良く利用するという方は注意しましょう。

※ID検索が使えなくても、QRコードを読み取ったり、読み取ってもらったりすることで友達追加することは可能なので、LINEで友達登録できなくなるわけではありません。

年齢認証に対応しているSIM
  • ahamo
  • povo
  • LINEMO
  • 楽天モバイル
  • mineo
  • Y!mobile
  • UQモバイル
  • IIJmio
  • イオンモバイル

上記格安SIM以外で、新しくLINEアカウントを作成した場合、ID検索も、誰かに自分のIDを検索してもらうこともできません。また、電話番号での友達追加もできません。

現在大手通信キャリアで使っているLINEアカウントを格安SIMで使うのであれば、裏技として予め格安SIMで使う予定のスマホの年齢認証を済ませておいてから、格安SIMへMNPすればID検索が使えます。

格安SIMおすすめ10社紹介

LINEMO

LINEMO

LINEMOは、2021年3月にソフトバンクが発表したオンライン専用の格安プランです。以前はLINEモバイルという格安SIMがありましたが、LINEMOはソフトバンクの提供するプランとして、LINEモバイルのサービスを継承しつつ、新たに提供されている別物です。 LINEに関するほとんどの機能が「データカウントフリー」で使えるというのが特徴です。

LINEMOの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用事務手数料無料 SIMカード発行料無料
月額料金ミニプラン 3GB :990円(税込) スマホプラン 20GB:2,728円(税込)
通話料金22円(税込)/30秒

LINEMOのおすすめポイント

格安SIMの中でも安定した通信品質

LINEMOはソフトバンクの回線を間借りするのではなくそのまま利用できるため、通信品質がソフトバンクと同等であることが特徴です。格安SIMの多くで発生するお昼や帰宅時間帯に通信速度が遅くなるといったことはほぼ起こりません

1,000円を切る価格帯

3GBまで利用できるミニプランは大手通信キャリアのプランとしては破格の990円(税込)です。月の通信量はあまり多くない方にとっては、通信品質を保ったまま安く利用できるのが大きな魅力でしょう

充実したLINEサービス

「LINEギガフリー」により、トークや音声通話が月々のデータ使用量の対象外となりますのでLINEをよく使用する人はかなりお得になります。更に、スマホプランを契約した場合追加料金なしでLINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)も利用可能です。

LINEMOの注意点

年齢制限

契約者の年齢が18歳以上である必要があります。

サポートサービス

ソフトバンクの料金プランですが、サポートサービスはWebサイトのみです。

キャリアメール

ソフトバンクを利用していてLINEMOへプラン変更した場合、引き続きキャリアメールを使いたい場合は費用がかかります。

LINEMOをおすすめする人

安定した通信品質を保ちつつ格安SIMを利用したい人

ソフトバンクの回線をそのまま利用できるので、安定した通信品質で格安SIMを利用できます

月額利用料を1,000円以内に収めたい人

3GBまでのプランなら、月額990円で利用可能です

LINEサービスの利用頻度が高い人

LINEの年齢認証に対応していることを始め、「LINEギガフリー」でLINEサービスを通信料気にせずに使い放題ですし、スマホプランならLINEスタンププレミアム(ベーシックコース)が追加料金なしで利用可能です

楽天モバイル

楽天モバイルは当初MVNOとしてサービスを開始しましたが、2019年にドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ4番目の移動対通信事業者となりました。現在では楽天モバイル独自の自社回線をメインに、エリア外の場合はau回線を使用することが可能です。

楽天モバイルの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用契約事務手数料無料 SIM交換・再発行手数料:3,300円(税込) eSIMの再発行は無料
月額料金Rakuten最強プラン 各月のデータ使用量に応じて料金が変動
・3GB まで:1,078円(税込)
・20GBまで:2,178円(税込)
・無制限:3,278円(税込)
通話料金国内通話無料(Rakuten Linkアプリ使用時) 22円(税込)/30秒(標準アプリ使用時)

楽天モバイルのおすすめポイント

通信環境が安定している

自社回線を直接使えるので他のMVNOと比較して通信が安定しています。自社回線が使えないエリアではau回線が使用できるのも安心です。

シンプルな料金プラン

楽天モバイルは料金プランが一つだけなので、どのプランに入ろうか迷うことがありません。月の使用データ量に応じて自動的に料金が変動するので、プラン変更する必要もありません。

実店舗が利用できる

格安SIMでは実店舗を利用できない場合が多いですが、楽天モバイルは全国に実店舗があり、契約からアフターサポートまで利用可能です。

楽天モバイルの注意点

無制限プランだが通信速度制限がかかる場合がある

通信速度制限がかかる条件は明らかになっていませんが、1日のデータ通信量が概ね10GBを超えるとその時点から通信制限がかかり、通信速度が3Mbps程度まで制限されるようだという口コミがありました。

Android端末の取り扱いが少ない

2023年12月時点でオンラインショップを確認したところ、取り扱いのAndroid端末は12機種のみでした。

国内通話を無料にするには専用アプリを使う必要がある

通話かけ放題は「Rakuten Link」という専用アプリを使用した場合のみ有効なので、Webサイトの電話番号リンクをタップするなどして、標準アプリで電話をかけてしまわないように注意が必要です。

楽天モバイルをおすすめする人

モバイル通信をたくさん使いたい人

月額3,278円(税込)で無制限にデータ通信可能です。

海外でスマホを利用したい人

追加料金不要、特別な設定不要で月2GBまで海外の71の国と地域で利用可能です。「Rakuten Link」アプリを使えば海外から日本への通話も無料です。

楽天ポイントを貯めている人

楽天モバイルでは楽天ポイントがもらえるキャンペーンを随時実施しています。また、楽天モバイルの支払いを楽天カードで行えば、その支払いでも楽天ポイントを貯めることができます。

mineo

mineo(マイネオ)

mineoは関西電力グループの電力系通信事業者であるオプテージが2014年6月にサービスを開始しました。NTTドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用できるマルチキャリアMVNOであることが特徴です。

mineoの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用契約事務手数料:3,300円(税込)
SIMカード発行料:440円(税込)
月額料金マイピタ:音声通話+データ通信
1GB:1,298円(税込)
5GB:1,518円(税込)
10GB:1,958円(税込)
20GB:2,178円(税込)

マイそく:音声通話+データ通信
最大3Mbps:2,200円(税込)
最大1.5Mbps:990円(税込)
最大300kbps:660円(税込)
最大32kbps:250円(税込)
通話料金22円(税込)/30秒

mineoのおすすめポイント

NTTドコモ、au、ソフトバンクのトリプルキャリア対応

大手キャリア3社の回線を選ぶことができますので、現在利用中の回線を継続したり、別回線に乗換えるのが簡単なのが魅力の一つです。

データ量から選ぶ「マイピタ」と通信速度で選ぶ「マイそく」からプランを選ぶ

データ量1、5、10、20GBから選ぶ「マイピタ」プランと、最大通信速度32kbps、300kbps、1.5Mbps、3Mbpsから選ぶ「マイそく」プランのどちらかから選択できます。特に「マイそく」プランは、速度制限があるだけでデータ容量は無制限ですので、大きな容量を使用する動画やゲームをしない人にはおすすめのプランになります。
参考までに、「マイそく」の通信速度の目安としては、ビデオ通話やYouTubeを見たい、TwitterやInstagramをストレス無く見たいといった場合は1.5Mbps以上を選ぶようにしましょう。
YouTubeを高品質で見たり、アプリのダウンロードなども行いたい場合は3Mbps以上がおすすめです。

なお、平日12~13時は「マイそく」を契約していたとしても速度制限がかかるのでご注意ください。

ユーザーや運営と相談・交流できるコミュニティがある

「マイネ王」というユーザー同士や運営と交流できるコミュニティが提供されています。困った際にサポートに問い合わせるよりも「マイネ王」を活用した方が早いという口コミも多数あります。

mineoの注意点

通信速度や電波状況が不安定になることがある

大手通信キャリアから回線を間借りしているMVNOなので、電波が弱い地域や時間帯によって速度低下が発生するという口コミが見受けられます。

通信速度制限時の速度が遅い

データ容量を使い切ると通信制限がかかり、最大200kbpsとなります。他社と比べて遅いのがネックです。

高速通信の大容量プランがない

高速通信の場合最大で20GBまでのプランしかありません。mineoで20GB以上の容量を使いたい場合には「マイそく」プランを契約するか、20GB使い終わったあと200kbpsで使い続けるということになります。。

mineoをおすすめする人

日中のほとんどをWi-Fiに繋げられる人

普段、モバイルデータはほぼ使用せずに済む人は「マイそく」プランでデータ無制限にするとおトクです。

3大キャリアで使っていたスマホをSIMロック解除なしで利用したい人

NTTドコモ、au、ソフトバンクの回線が選べるため、SIMロック解除を気にせず同じ回線を選んでそのままスマホを利用できます。

屋外でたくさんモバイル通信を使いたいが高速通信でなくても良い人

用途がメールやLINE、ネットの閲覧ぐらいだけど使用頻度が高い方は、「マイそく」で低速度を契約しデータ容量を気にせず使用するのがおすすめです。

IIJmio

IIJmioはインターネットイニシアティブ(略称IIJ)が運営する格安SIMです。余ったデータ量は翌月に繰り越せ、家族でデータ量をシェアできるのが特徴です。また、回線をドコモ網・au網から選択できます。

IIJmioの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用初期費用:3,300円(税込)
SIM発行手数料
タイプD:税込433.4円(ドコモ網)
タイプA:税込446.6円(au網)
月額料金ギガプラン:音声SIM
2GB:850円(税込)
5GB:990円(税込)
10GB:1,500円(税込)
15GB:1,800円(税込)
20GB:2,000円(税込)
通話料金11円(税込)/30秒

IIJmioのおすすめポイント

5GBプランは他社と比べても最安級の税込1,000円以下

5GBまで使えて税込990円は格安SIMとしても最安級のコスパが良いプランです。

データ繰り越しとデータシェアに対応

ギガプランの基本データ容量は余った分翌月まで繰り越せます。また、同一IDで複数回線契約できるので、例えばお父さんの回線で余った容量を子供の回線にシェア可能です。

豊富なSIMタイプに対応

通話に対応した「音声SIM」だけでなく、データ通信専用の「データSIM」や物理的なカード不要の「eSIM」にも対応しています。

IIJmioの注意点

通信速度が不安定という口コミも

大手通信キャリアのオンラインプランやサブブランドの格安SIMと比べると、回線を間借りしているMVNOであるため、通信速度に関しては劣る傾向にあります。特に昼休みの時間帯などは顕著に速度低下するという口コミもあります。
ただ、筆者はIIJmioを実際に利用していますが、あまり気になったことはありません。

無制限プラン無し

最大容量のプランは20GBであり、それ以上の基本容量が設定されたプランがありません。ただし、220円(税込)/1GBでデータチャージすることが可能です。

サポートがオンラインのみ

ほとんどの格安SIMで同様ですが、店舗でのサポートは提供されていません。オンラインのチャットやメール、または電話によるサポートが受けられます。

IIJmioをおすすめする人

データ容量5GBのプランを探している人

990円(税込)で5GBまで使用できるのは他社格安SIMと比較しても最安値です。またさらに、220円(税込)/1GBでデータチャージすることも可能なので足りなくなった分だけ追加できるのも魅力です。

家族間や複数の端末でデータ容量をシェアしたい人

家族で誰かが代表して契約するなど、同一IDで家族の端末を契約したり、タブレットなど複数の端末を利用していたりする際に、データ容量のシェアが可能です。

格安で端末をセット購入したい人

IIJmioでは特にMNP時に特価で端末を購入できるキャンペーンを定期的に実施しています。取り扱いの端末数も多く、格安SIMへ乗り換える際に一緒に端末を購入したい方にはおすすめです。

Y!mobile

2014年6月にイー・アクセスとウィルコム合併し、同年7月にY!mobile株式会社に社名変更、そして同年8月に Y!mobileサービスを開始しました。2015年4月には法人としてのY!mobileはソフトバンクモバイルに吸収合併されて消滅しています。現在 Y!mobileはソフトバンクのサブブランドという位置付けです。

Y!mobileの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用契約事務手数料:3,850円(税込)
USIMカード発行料:3,850円(税込)
月額料金・シンプル2S:4GB/2,365円(税込)
・シンプル2M:20GB/4,015円(税込)
・シンプル2L:30GB/5,115円(税込)
通話料金22円(税込)/30秒

Y!mobileのおすすめポイント

通信速度が安定している

大手通信キャリアから回線を間借りしているMVNOと違い、ソフトバンクがサブブランドとして提供しているので通信速度が安定しています。

通信速度制限がかかっても比較的高速な通信が可能

月のデータ容量を超えると通信制限がかかりますが、最大1Mbpsと比較的高速な通信で利用し続けられます。

家族割・おうち割が利用可能

家族割を利用すると、スマホやPocket Wi-Fi契約時の月額料金が2回線目以降最大1,188円引きになります。また、ソフトバンクのネット回線とのおうち割も適用可能です。

Y!mobileの注意点

他社格安SIMと比べて料金が高い

例えば、イオンモバイルが4GB:1,188円(税込)なのに対して 、Y!mobileは4GB:2,365円(税込)と料金設定が比較的高めといえるでしょう。

キャリアメール・キャリア決済が使えない

ソフトバンクから Y!mobileへ変更する場合でもキャリアメールやキャリア決済は使えなくなるので注意が必要です。

取り扱いの端末が少ない

格安SIMへMNPする際に新しいスマホの購入を検討される方もいるかと思いますが、 Y!mobileは取り扱いの端末が少なく、iPhoneの最新モデルやハイスペックモデルも取り扱っていません。

Y!mobileをおすすめする人

大手通信キャリアを使っていて通信品質を落とさずに料金を安くしたい人

ソフトバンクのサブブランドであることから、回線を間借りしているMVNOとは違って通信速度の低下などの心配がありません。

ソフトバンク光やソフトバンクエアーを使っている人

Y!mobileへ変更してもセット割を利用できます。

格安SIMにしても店舗を利用したい人

Y!mobileはオンラインだけでなく店舗も利用可能です。

イオンモバイル

イオンリテール株式会社が2016年2月よりMVNO事業者となってサービスを提供しています。豊富な料金プランと業界最安値水準の月額料金、そして全国に展開しているイオン店舗で申し込むことができる気軽さが特徴です。

イオンモバイルの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用SIMカード代金(事務手数料相当額):3,300円(税込)
月額料金音声プラン
4GB:1,188円(税込)
20GB:1,958円(税込)

0.5GB~50GBまでプランあり シェアプラン(9GB)
2人:2,288円(税込)
3人:2,508円(税込)
4人:2,948円(税込)
5人:3,388円(税込)
通話料金11円(税込)/30秒

イオンモバイルのおすすめポイント

シェアプランがある

データシェアを行える格安SIMはありますが、最初からシェアプランを設定しているのはおすすめポイントです。

店舗での対面サポートがある

イオンモバイルは店舗で契約やサポートを受けることができます。

料金プランが豊富で格安

0.5GBから50GBまで豊富なデータプランから選ぶことができ、他社と比べても比較的安価に設定されています。

イオンモバイルの注意点

端末料金が割高

イオンモバイルでは豊富な機種が販売されていますが、他社と比べて端末料金が割高な場合が多いという口コミが見受けられます。

通信速度が遅い場合がある

大手通信キャリアから回線を間借りしているMVNOなので、時間帯によって通信速度が低下することがあるようです。

データ容量別のプランが多い

0.5GBから50GBまで豊富なデータプランがあるのはメリットでもありますが、自身が毎月どのくらいデータを使うのか把握しておかないと適切なプランが選べないので注意が必要です。

イオンモバイルをおすすめする人

イオンでよく買い物をする人

イオンモバイルは全国のイオン店舗のショップで契約やサポートを受けることができます。

シニア世代

60歳以上の方限定の「やさしいプラン」を提供しています。特に外でモバイル通信をあまり使用しないシニア世代にやさしい料金設定がされています。

家族でデータシェアしたい人

最大5人まで9GBの範囲でデータシェアできるシェアプランを提供しています。

UQモバイル

UQモバイルは2015年12月にMVNOとしてサービスを開始しました。 KDDIのグループ企業であるUQコミュニケーションズが「WiMAX」とともに運営しています。つまり使用する回線はauであり、auのサブブランドという位置付けと言えるでしょう。

UQモバイルの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用3,850円(税込)
月額料金・トクトクプラン 1GBまで:990円(税込) 15GBまで:2,178円(税込) ・コミコミプラン 20GB:3,278円(税込) ・ミニミニプラン 4GB:1,078円(税込)
通話料金・トクトクプラン/ミニミニプラン 22円(税込)/30秒 ・コミコミプラン 1回10分以内の国内通話が無料 超過分は22円(税込)/30秒

UQモバイルのおすすめポイント

・通信速度が安定している

UQモバイルはauのサブブランドという位置付けであることもあってか、回線を間借りしている他社格安SIMと比べて通信速度も早く、安定しているという口コミが多く見受けられます。

・通話し放題プランがある

格安SIMでは大手通信キャリアのようなかけ放題プランは用意されていないことが多いですが、UQモバイルはauのサブブランドということもあり、10分かけ放題がオプション料金不要で用意されています。

・実店舗が利用できる

他社格安SIMはオンラインのみで契約やサポートを行っている場合が大半ですが、UQモバイルは全国各地に実店舗があります。

UQモバイルの注意点

・月額料金が高め

料金設定が低く設定されている他社格安SIMと比べると、使用できるデータ容量に対して月額料金が高めと言えます。例えばIIJmioは月額990円(税込)で5GBまで使用できるのに対して、UQモバイルのトクトクプランは同じ月額990円(税込)で1GBまでしか使用できません。

・回線を選べない

UQモバイルはauのサブブランドということもあり、au回線のプランしか提供していません。mineoなどはドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線から選べるようになっています。

・データシェアができない

IIJmioのように同一契約者の複数回線のデータ容量をシェアすることができません。

UQモバイルをおすすめする人

・短時間の通話をよく利用する人

コミコミプランで1回10分以内の国内通話であれば、オプション料金不要で何度かけても無料で利用できます。10分で収まるような通話を頻繁に利用する人であれば、かけ放題が標準で付いているメリットは大きいでしょう。

・インターネットや電気も含めてセット割を利用したい人

UQモバイルには自宅セット割があります。スマホと自宅のインターネット回線か、あるいは自宅の電気をセットで申し込むと、毎月1,100円(税込)の割引が適用されます。

・プランの契約やサポートがオンラインだけだと不安な人

格安SIMは基本的にオンラインでの契約やサポートのみ提供しています。やはり店舗に行ってスタッフに相談できる環境が必要だけど、格安SIMにしたいという方には実店舗を全国に持つUQモバイルはおすすめと言えます。

ahamo

ahamoはNTTドコモが2021年3月に導入したオンライン専用プランの名称です。ドコモショップなどの実店舗は利用できず、法人契約も提供していません。サブブランドを持たないNTTドコモが、20代を中心としたスマホの利用に慣れた世代向けに提供する格安プランと言えます。

ahamoの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用契約事務手数料無料
月額料金20GB:2,970円(税込) 100GB:4,950円(税込)
通話料金1回5分以内の国内通話が無料 超過分は22円(税込)/30秒

ahamoのおすすめポイント

・ ドコモ回線が格安で利用できる

ドコモ回線が安定して高速に利用できる地域であれば、回線を間借りしているMVNOではなく、ドコモ回線をそのまま格安で利用できるahamoはおすすめです。

・通信制限がかかっても比較的速い

Ahamoの場合、月のデータ容量を超えてしまっても、通信制限がかかりますが、1Mbpsという比較的速い速度で利用することが可能です。

・5分以内の通話が無料

オプション料金不要で5分以内の国内通話が無料で利用できます。

ahamoの注意点

・セット割・家族割が使えない

NTT ドコモを使っていてセット割や家族割を利用している場合、ahamoに変更すると適用されなくなるので注意が必要です。

・キャリアメールが使えない

NTTドコモを利用していて、ahamoに変更する場合でもキャリアメールが使えなくなります。

・店舗でのサポートが利用できない

オンライン専用プランなのでドコモショップを利用することができなくなります。ただし有償で利用することは可能です。

ahamoをおすすめする人

・NTTドコモの通信を快適に使っている人

現在NTTドコモを利用していて、格安SIMに変更すると通信環境が不安でMNPできないという方もいるでしょう。NTTドコモの安定した高速回線を格安に利用するならahamoがおすすめです。

・海外で自分のスマホをそのまま利用したい人

追加料金不要・プランのデータ容量の範囲で海外91の国・地域において利用可能です。ただし、海外ローミングを開始してから15日経過後に通信速度が128kbpsに制限されます。2週間以内の海外旅行であれば問題なく利用できるでしょう。

・大容量プランが必要は人

他社格安SIMの場合は月20GBまでのプランが多い中、ahamoには100GBのプランがあります。

エキサイトモバイル

エキサイトモバイルはエキサイト株式会社が2016年7月よりサービスを開始しました。その月に使用したデータ通信量で料金が変わる「最適料金プラン」を提供しているのが特徴です。当初はドコモ回線のMVNOでしたが、現在はau回線にも対応しています。

エキサイトモバイルの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用新規契約手数料:3,300円(税込) SIMカード発行手数料:433円(税込)
月額料金Fitプラン:段階料金プラン 〜3GB:690円(税込) 〜7GB:1,430円(税込) 〜12GB:1,980円(税込) 〜17GB:2,750円(税込) 〜25GB:3,245円(税込) Flatプラン:定額料金プラン 0GB(低速通信のみ):660円(税込) 3GB:1,210円(税込) 12GB:1,650円(税込) 20GB:2,068円(税込) 25GB:2,970円(税込) 30GB:4,400円(税込) 40GB:7,700円(税込) 50GB:11,198円(税込)
通話料金22円(税込)/30秒

エキサイトモバイルのおすすめポイント

・定額制と従量制の料金プランがある

他社格安SIMは基本的に定額制のみなので、使った分だけ課金される従量制のプランがあるのはおすすめポイントです。

・SIMを最大5枚発行できる

1つの契約でSIMを最大5枚まで発行できるので、家族の端末用や仕事の端末用などに複数SIMを用意可能です。データをシェアすることもできます。

・低速モードに切り替えられる

高速通信が必要ない状況の際、マイページから簡単にモードを切り替えられるので高速通信のデータ容量を消費しないようにすることが可能です。

エキサイトモバイルの注意点

・ソフトバンク回線に対応していない

ドコモ回線とau回線にのみ対応しているので、ソフトバンク回線の通信状況が良い地域やSIMロック解除されていないソフトバンク端末を使いたい場合にはデメリットとなります。

・実店舗は利用できない

エキサイトモバイルはオンライン専用で実店舗は用意されていません。サポートはチャットやメールで受けることになります。

・お昼の時間帯での速度低下

お昼の時間帯での速度低下が顕著であるという口コミが見受けられました。

エキサイトモバイルをおすすめする人

・月によってデータ使用量に差がある人

出張に行く月はたくさんデータを使用するが、通常はあまりデータを使用しないなど、月によって差がある場合、Fitプランであれば、都度プラン変更することなく、使った分だけ課金される従量制で利用できます。

・家族でデータ容量をシェアしたい人

1つの契約で最大5枚までSIMを発行できるので、家族の端末分も契約し、データをシェアすることが可能です。

・外でモバイル通信を使わない人

基本的に自宅でWi-Fi環境で使い、外に出てモバイル通信を使うことが無いという人には、低速通信のみの利用で660円(税込)という格安のプランがおすすめです。

povo

povoは KDDI・沖縄セルラー電話連合が2021年3月に提供を開始したオンライン専用プランです。基本料金は無く、トッピング(オプション)を随時行って利用するのが特徴です。

povoの概要

最低契約年数最低利用期間なし
初期費用契約事務手数料なし
月額料金基本料なし データトッピング データ24時間使い放題:330円(税込) データ追加1GB7日間:390円(税込) データ追加3GB30日間:990円(税込) その他多数のトッピングあり
通話料金22円(税込)/30秒

povoのおすすめポイント

・月額基本料金無料

月額基本料金無料は他社格安SIMにはないおすすめポイントです。利用状況に応じてトッピングを活用すればデータ容量の無駄なく運用可能です。

・au回線で高速通信

大手通信キャリアから回線を間借りしているMVNOとは違い、au回線をそのまま利用できるので高速で安定した通信が利用できます。

・13歳から契約可能

ahamoやLINEMOなどでは本人名義では18歳からしか契約できませんが、povoは13歳から本人名義で契約可能です。

povoの注意点

・180日間以上有料トッピングの購入がないと利用停止の可能性がある

基本料金が無料なのでトッピングをしなければ0円運用が可能ですが、180日間以上有料トッピングをしないと利用停止されてしまうと言う口コミがあり、注意が必要です。

・通信速度制限時が128kbpsと低速

トッピングを行っていなかったり、トッピングしたデータ容量を使い切ったりしてしまうと通信速度制限となり、最大128kbpsでしか通信ができません。

・海外で使えない

ahamoは手続き不要で海外で使用できますが、povoは海外で利用できません。

povoをおすすめする人

・高品質なau回線を安価に利用したい人

auを利用していて料金を低価格で運用したい人や、格安SIMの通信品質に不安がある人にはおすすめです。

・低コストにサブ回線を持ちたい人

サブの回線を契約する際に基本料金が無料のpovoはおすすめです。

・出張を行う日だけ無制限でデータを利用したい人

データ24時間使い放題のトッピングが330円(税込)で利用できるので、出張時など特定の日にたくさん通信したいという人におすすめです。

格安SIMの乗り換え方法

格安SIMへの乗り換えの手順方法です。

SIMロックがかかっているスマホはロックを解除する

大手キャリアで購入したスマホは、「SIMロック」と言って、契約中のキャリアでしか利用できないようロックされている場合があります。例えばドコモで利用していた端末は、ドコモ回線の格安SIMでは利用可能ですが、au回線は利用できません。まずは設定からロックされているかどうかを確認して、解除を行いましょう。

SIMロックの確認方法
iPhone

「設定」アプリ > 「一般」 > 「情報」から「SIMロック」の欄に「SIMロックなし」と表示されていればSIMロックされていません。

Android

「設定」アプリ > 「端末情報」 > 「SIMカードの状態」 からステータスを確認して、「許可」になっていればSIMロックされていません。

MNP予約番号を取得

格安SIMに変更する際、電話番号を引き継がず新しい番号にする場合は特に手続きは不要ですが、番号を変更せずに通信キャリアを切り替える際には、MNP予約番号が必要となります。

MNPとは

MNP(Mobile Number Portability)は、携帯電話番号の携帯性を指す用語で、異なる通信サービスプロバイダー間で携帯電話番号を変更せずに切り替えるための制度です。この制度を利用することで、利用者は新しい通信サービスプロバイダーに移行する際に、現在の電話番号を引き続き利用できるようになります。

MNPの手順と費用

MNPを利用して携帯電話番号を変更せずに通信サービスを切り替えるためには、特定の手順と費用が存在します。
なお、MNP予約番号の有効期限は15日間と短いので、MNPを行う前に格安SIM会社との契約は済ませておいた方が余裕をもって作業を行えます。

STEP
通信キャリアへの連絡

MNPの手続きを開始するには、まず現在の通信サービスプロバイダーに連絡しましょう。アカウントページから申し込めたりや専用の電話番号があると思いますので、そちらから手続きを行います。

STEP
MNP予約番号の発行

MNP予約番号の有効期限は15日間と2週間ほどですので、事前に格安SIMの申込みは済ませておいた方が良いでしょう。

STEP
新しい格安SIMへの移行手続き

MNP予約番号を取得したら、格安SIM会社に連絡し、移行手続きを進めます。

STEP
移行完了

すべての手続きが完了すると、新しい通信サービスが利用可能となります。

それぞれにかかる費用は以下の通りです。

解約手数料

昨今では解約に伴う手数料がかからないことがほとんどですが、契約内容やサービスによっては、契約期間途中での解約に伴う手数料が発生することがあります。

MNP手数料

こちらも最近は無料な事が多いですが、一部のサービスでは、MNPの手続きに伴い手数料が発生することがあります。

格安SIM側の初期費用

格安SIM会社によっては、初期費用として基本プラン料金とは別途料金がかかる場合があります。

新しいSIMカードを手に入れる

どの格安SIMサービスを利用するか決めたら、早速申し込みを行いましょう。

STEP
SIMカードの種類の確認

利用する端末に合わせたSIMの大きさを確認しておきましょう。
「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」といった大きさがありますので、利用する端末に合ったサイズがあるかどうかを確認します。

STEP
オンラインまたは直営店での手続き

基本的にWEB上での申込みが一般的ですが、サービスによっては店舗窓口がある場合もありますので、やりやすい方を選択しましょう。

STEP
SIMカードの発行と受け取り

必要な情報を入力し、手続きが完了すると、新しいSIMカードが発行され、郵送または店舗窓口にて受け取ります

SIMをスマホに挿入して初期設定を行う

新しいSIMカードを手に入れたら、スマホに挿入して初期設定を行っていきましょう。

STEP
SIMカードの取り扱いに注意

SIMカードは小さなチップが搭載されているデリケートな部品です。取り扱いには十分な注意が必要です。指紋や傷を付けないように、注意深く扱いましょう。

STEP
スマホの電源を切る

新しいSIMカードを挿入する前に、スマホの電源を切っておくようにしましょう。

STEP
SIMをスマホ端末に挿入する

スマホの側面や上部にあるSIMトレイをピンを差し込んで開けることができます。

SIMトレイに挿入する前に、SIMカードの向きを確認しましょう。通常、SIMカードにはカットされたコーナーがあり、トレイにも同様の形があるので形を合わせて挿入します。

STEP
電源を入れて初期設定を開始

スマホに挿入したSIMカードのトレイが確実に閉じられたら、電源を入れて初期設定を開始します。スマホが起動すると、通信サービスプロバイダーによる初期設定が始まります。

STEP
APN設定の確認

APN(Access Point Name)は、データ通信を可能にするための設定です。通信サービスプロバイダーが提供するAPN設定を確認し、必要に応じて設定を行います。

まとめ

格安SIMは、通信事業者から提供される低価格でコスト効率の高いモバイル通信サービスです。大手通信キャリアを利用していてスマホのランニングコストを下げたいと思っている方には有益な情報を紹介しました。格安SIMの基本情報から選び方のポイントまで、格安SIMの存在は知っていたけど、それが何なのか、なぜ安いのか、どう選べば良いのか疑問に思っていた方にも理解いただけたかと思います。

また、おすすめの格安SIM5社の特徴も紹介しましたので、自分に合う会社を選んで、格安SIMの乗り換え方法を参考に、格安SIMをぜひ活用してみましょう。

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この記事を書いた人

おトクらし編集部です!(管理人もやってます!)お得・節約・ポイ活・キャッシュレス・キャンペーン…などの言葉に敏感な運営メンバーが、日々のお得にまつわる情報を配信!

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