昨今、自治体ごとにキャッシュレス決済の普及促進と地元の事業者の支援、自治体の消費者の支援のためのキャンペーンが目立ってきています。
特にここ1年は、コロナ禍の影響を受けた事業者の支援が急務になっているようで、都市部ではこの動きもかなり活発になってきているところです。
埼玉県戸田市はこのほど、「第2弾 キャッシュレスで戸田を元気に！最大30パーセント戻ってくるキャンペーン」を実施することをアナウンスしました。戸田市にあるPayPay加盟店が協賛するこのキャンペーンでは、名称通り利用者がキャッシュレス決済をすると、最大30％分の還元がなされるというものとなっています。
今回はこのキャンペーンの詳しい内容についてご紹介していきましょう！
今回ご紹介する「第2弾 キャッシュレスで戸田を元気に！最大30パーセント戻ってくるキャンペーン」の開催期間は、2021年12月1日（水）～12月31日（金）までの1か月間となっています。期間中はこのキャンペーンに協賛するPayPay導入加盟店舗において、キャッシュレス決済時に最大30％分の還元が行われます。
この還元分については、1回の決済において上限が3,000円相当となっており、期間中に12,000円相当までのPayPayボーナスとして付与される形になります。つまり、1回の決済で10,000円相当のお会計をPayPayでこなせば、最大分にあたる30％相当の付与、そしてキャンペーン開催期間中の上限付与が12,000円分となっています。
ですので極端な話、連日10,000円相当のお会計をキャッシュレス決済すれば、4日目で期間の付与上限となる12,000円相当に達しますので、その時点で本キャンペーンの個人での活用は終了となってしまいます。
とはいえ、毎度毎度10,000円近い決済をするのは一般的ではありません。ほとんどのキャンペーン利用者は、1か月の開催期間中に上限12,000円を突破することなく、自分の無理のないペースでPayPayボーナスが還元されることとなるでしょう。
本キャンペーンで返ってくる還元分のPayPayボーナスですが、おおよそ支払日の翌日から起算して30日後。つまり1か月後にPayPay残高に付与されるとアナウンスされています。
戻ってきた還元分は、誰かに送ったり、わりかん機能に使うことなどは出来ないということですが、普通に自分のPayPay残高として活用することは可能です。利便性の面ではほとんど通常のPayPay残高と変わらないとおぼえておきましょう。
また、キャッシュレス決済はどうしても高齢者は置き去りになりがちな施策ですが、戸田市はこの点についても対策を講じていました。既に開催は終了していますが「スマートフォン基本操作と初めてのQR決済教室（シニア向け）の開催」と題して、高齢者を対象にしたQR決済のレクチャーも実施していたということです。
本キャンペーンと同種のキャンペーンは他の自治体でも開催されていますし、戸田市においても第3弾が開催される可能性もあります。
スマホの使い方が分からないし、QRなんてなおさら…と尻込みしている方々も、ご自身がお住まいの地域がキャンペーン対象となったら、まずは自治体がこのような操作方法のレクチャーを行っているかどうか問い合わせてみるのもいいでしょう。
そもそも戸田市に限らず、昨今はPayPayなどを活用したキャッシュレス還元キャンペーンを自治体レベルで開催しているケースが非常に多くなっています。これは決済時の時間的コストの削減というのもあるわけですが、一番はやはりコロナ対策です。
新型コロナウィルス感染症の予防。つまり接触機会の低減にもつながるため、このご時世だからこそのキャンペーン開催に打って出ているというわけですね。
実際、世界的にも猛威を奮うこの感染症が日本ではかなり抑え込みに成功しつつある現状を鑑みますと、この手の草の根レベルのキャンペーン普及徹底はその役目を十分果たしていると言えるでしょう。
日本人はマスクもしますしワクチン接種率も高いですから、さらにキャッシュレス決済を利用する際の還元なんかもやっちゃえば、当然コロナ禍でも一定の成果は見込めるというものです。
つまりこのキャンペーンの実施は、売り手よし。買い手よし。そして世間よしの、“三方よし”のメリットが得られるということが言えますね。利用する側にとっても、この不景気に最大30％分は還元されるというのはやっぱりお財布的にもかなり助かりますし。
今回ご紹介してきた埼玉県戸田市のPayPay協賛店舗が対象となるキャンペーン。戸田市在住の方はもちろんとして、その近隣にお住まいの方々にもぜひ活用していただければと思います。
これから忘年会シーズンとなりますし、飲食を楽しんでさらに最大30％分の還元もゲット。その付与分をまた地域で使うことになれば、地域経済を支える一助にもなるわけですので。
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