2020年3月、楽天モバイルが1年間無料のプランを打ち出したことが大きな話題となりました。
もはや1人1台以上持っていることもあるスマホですが、毎月の固定料金となるスマホ料金はできるだけ節約したいですよね。この機会に楽天モバイルへの切り替えを検討している人も多いのではないでしょうか。
本記事では、楽天モバイルを使ってみたいけど、現在自分のスマホ料金と比較して使い勝手はいいのか?本当にお得なのか?が気になっている方向けに、料金プランの詳細やお得感について紹介しています!
楽天モバイルが気になっているけどまだ踏み出せない!という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
楽天モバイルとは?
ここではまず、楽天モバイルの概要についてご紹介していきますね。
これまでの楽天モバイル
楽天モバイルは、従来は他社のキャリア回線を借りることで携帯サービスを提供していました(つまり格安SIM)。楽天モバイルの格安SIMは月額料金が安いことに加え、データ使い放題、通話使い放題、最低利用期間なし、契約解除料なし、など多くのメリットがあるため、多くの人に使われてきました。
そして、そんな楽天モバイルが2019年10月から独自の回線(楽天回線)を用いた携帯キャリアサービスを開始しました。そのプラン内容や料金体系に、大きな注目が集まりました。
ドコモ、ソフトバンク、auに続く第4のキャリア
2020年3月24日の総務省の発表によると、携帯キャリアのシェアはドコモがトップの37.4%。続いてKDDI(au)が2位で27.8%、ソフトバンクが3位で21.9%でした。ドコモ、ソフトバンク、auは3大キャリアとして知られていますが、シェア率でみるとドコモが頭一つ抜けているようですね!
そして、SIMカードのシェアでは楽天モバイルが18.1%でトップ、次いでインターネットイニシアティブ(13.8%)、NTTコミュニケーションズ(10.7%)、オプテージ(8.9%)、LINEモバイル(5.5%)でした。
SIMカードのシェア率ナンバーワンの楽天モバイルが第4のキャリアとして参入したことで、携帯キャリアのシェアがどのように変化するのかが注目されています。
注目の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)」とは?
楽天の料金プランは、3月3日から新規契約の先行申し込み受付を開始し、2020年4月8日から提供が開始された「Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)」の1つだけ!(なんと強気なんでしょう笑)当初は新規契約300万人のみが申し込み可能でしたが、現在は楽天モバイルの格安SIMや他社からの乗り換えも受け付けています。
Rakuten UN-LIMITの最大のポイントは、新規契約のユーザー300万人を対象におこなっている「プラン料金1年無料キャンペーン」!このキャンペーンを利用すれば、最初の1年間は月額料金がなんと無料になります。先着300万人のみが対象のため、キャンペーンの利用を考えているのであれば早めに契約を行う必要があるといえるでしょう!
なお、2年目以降は基本料金として月額2,980円の支払いが発生します。
なお、製品代、事務手数料、オプション料、通話料などは基本料金には含まれないため注意が必要ですね!
さらに、Rakuten UN-LIMITでは、楽天回線エリア内であれば高速でデータが使い放題です。動画やSNSをどれだけ使っても、追加料金はかかりません。なお、楽天回線エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の一部と都市圏が中心になっており、自宅や職場がエリア内にある場合には不自由はないといえるでしょう!
ただし、エリア外ではパートナー回線であるKDDI回線に切り替わります。このパートナー回線エリアにおいてのデータ容量は月5GBとなっており、超過後は最大1Mbpで使い放題となります。
下記画像のように、郵便番号を入力してご自身のエリアが楽天回線エリア内なのかどうかが一発でわかります!
楽天モバイルのメリット・デメリット
ここからは、楽天モバイルのメリットとデメリットをご紹介します。それぞれをしっかりと比較したうえで、楽天モバイルが自分に合っているかどうかを判断してくださいね。
メリット①楽天回線エリア内なら完全データ使い放題
楽天回線エリア内という条件付きとはいえ、完全データ使い放題は大きな魅力だといえますね!行動範囲がほぼ楽天回線エリア内なのであれば、不便を感じることはほぼありません。データ量を気にしなければいけないのは、お出かけや旅行、出張などでエリア外に行く時のみです。
動画閲覧やSNSも好きなだけOK!しかもスピードも落ちません。ヘビーユーザーさんも快適にスマホを使用することができますね!
メリット②契約の縛りがなく違約金がかからない
スマホの契約時に気になることの1つが、契約期間ではないでしょうか?例えば2年契約であれば、契約期間未満で解約する際には違約金を支払わなければいけない業者も。これが理由で同じキャリアを利用し続けているという人も多いことと思います。
しかし、楽天モバイルに関しては契約の縛りがないため、違約金の心配をする必要がありません!一度試してみて、合わないなぁと感じたらすぐに他のキャリアに乗り換えることができますよ。
メリット③楽天カードでお得に支払いが可能
楽天モバイルのメリットを最大限に享受できるのは、楽天会員の方!楽天モバイルの支払い方法には口座振替、クレジットカード、楽天ポイントの3種類の中から選んで月額料金を支払うことができます。
さらに、楽天カードで支払いをすると100円ごとに楽天ポイントが1ポイント付与されるので、楽天カードをお持ちの方は楽天カード払い一択でしょう!
これから発行する方は、新規発行で5,000楽天ポイントももらえるし、なんといっても年会費永年無料なのが嬉しい!楽天モバイルを申し込みしている間にカードの申し込みを行っておくとスムーズです!
メリット④一台のiPhoneで2種類のSIMを同時に利用可能
楽天モバイルが指定する最新機種のiPhoneであれば、Rakuten UN-LIMITで開通したeSIMを設定することが可能です。そして、主回線・副回線の設定を行えば、1台のiPhoneで2回線分のSIMを利用することができます。
もちろん主回線をRakuten UN-LIMITのeSIMに設定したり、eSIMのみでiPhoneを使うことも可能なのでお好みでカスタムすることができます。
【eSIMに対応のiPhone機種】
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
※公式サイトより
1台のiPhoneにSIMとeSIMを設定することにより、実際に端末を2台持たなくても2台分の利用が可能になります。用途によって使い分けたい時はかなり便利ですし、今ならRakuten UN-LIMITのプラン料金が1年無料(通常2,980円/月)なので、eSIMを無料で試すこともできますし、損はなくお得でしかないです!
デメリット①楽天回線エリアが狭い
一方でデメリットも。楽天モバイルはキャリアに参入したばかりのため、楽天回線エリアはお世辞にも広いとはいえません。ドコモやソフトバンク、auなどと同様に 少しずつエリアは拡大されていくと考えられますが、現在は地方在住の人にとっては使いにくいといえるでしょう。
楽天モバイルの契約を検討する場合には、まずは普段の行動範囲が楽天回線エリア内かどうかを確認するようにしてください。
デメリット②対応機種が限られている
現在使っている端末をそのまま利用したいと考えている人も多いことと思いますが、残念ながら楽天モバイルはすべての機種に対応しているわけではありません。Android端末は楽天モバイルの回線に対応していますが、iPhoneに関しては対応機種が少なく、最新機種以外は利用できない可能性が高いといえます。
さらに、通話料が無料になる「Rakuten Link」アプリはAndroid限定となっています。iOSには未対応のため、iPhoneを使用している場合には30秒当たり20円の通話料が発生します。iPhoneユーザーにとっては、デメリットがやや大きいといえるかもしれません。
デメリット③キャリアメールが使えない
ドコモやソフトバンク、auを使用していた人は、「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのメールアドレスを持っていたことと思います。しかし、楽天モバイルに切り替えるとこれらのキャリアメールを使用することができません。
コミュニケーションツールとしてLINEが主流になった今も、メールアドレスは必要です。楽天モバイルに乗り換える前に、GmailやYahoo!mail、Hotmailなどのフリーメールを取得しておくといいでしょう。
楽天モバイルの新料金プランは条件が合えば確実に節約!
楽天モバイルは、楽天回線エリア内であればデータ使い放題で、スマホのヘビーユーザーにもぴったりだといえます。さらに、楽天カードで支払うことでポイントを貯められること、新規契約の先着300万人に入れば月額使用料が1年間無料になることも大きなポイントだといえるでしょう。
他の携帯キャリアとは異なり契約に縛りがないため、一度契約したらずっと使い続けなければいけないということはありません。少しでも楽天モバイルが気になっているのであれば、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。