今年の「敬老の日」の準備は進んでいますか?
「敬老の日」は、大切なおじいちゃん・おばあちゃんへ日頃の感謝の気持ちを伝える日です。1年に一度しかない記念すべき日に長寿を祝い、“ありがとう”の心を贈りましょう。
今回は、敬老の日についての基本的な知識や、おすすめのプレゼントについて紹介します。
「敬老の日」はいつ?
「敬老の日」は、国民の祝日にあたります。かつては日にちが決まっていた敬老の日ですが、2003年の改正祝日法により変更されました。
2003年以降:毎年9月第3月曜日
2002年までは、毎年9月15日を敬老の日としていましたが、2003年以降は「9月の第3月曜日」に。つまり、敬老の日は毎年日にちが変わるようになったのです。
9月の第3月曜日に変更されたことで、最大1週間のずれが生じるようになりました。
2022年の敬老の日
今年の敬老の日は「9月19日(月・祝)」です。敬老の日は国民の祝日で、9月中の大型連休“シルバーウィーク”と呼ばれる部分にあたります。
敬老の日は、土日を含めると3連休になります。
敬老の日はいつからお祝いするべき?
「敬老の日」と言っても、具体的に何歳からお祝いすればよいのかも悩むところ。
人によっておじいちゃん・おばあちゃんになる年齢は異なりますし、お年寄りとして扱うことに躊躇する気持ちもありますよね。
実は、敬老の日にお祝いする具体的な年齢は決まっていません。何歳からお祝いするのかは、人によって異なります。
「孫」の誕生はひとつの節目
敬老の日をお祝いきっかけとして多いのが、孫の存在です。
年齢関係なく、孫の誕生を節目に敬老の日にプレゼントを贈るという方は思いのほか少なくありません。
実は筆者も、両親が50歳のときに子どもを出産し、両親は世間的に見ると少し早くおじいちゃん・おばあちゃんになりました。
世間的には、“敬老“というにはまだ早い年齢でしたが、孫が生まれた翌年から敬老の日をお祝いしています。
「定年退職」をきっかけに
孫が生まれていなくても、定年退職を迎え、現役から退いたことを機にお祝いするパターンもあるでしょう。
仕事に追われる多忙な生活から離れ、自分の時間にゆとりをもてるようになった“第二の人生”の後押しとして、敬老の日にプレゼントを贈るのも素敵です。
年齢の目安は「65歳」
敬老の日のお祝いを、あえて年齢で表すとしたら「65歳」が目安になります。この理由は、国連の世界保健機関(WHO)の高齢者の定義が、“65歳以上の人”としているからです。
ちなみに、65歳~74歳までの人を「前期高齢者」、75歳以上の人を「後期高齢者」と呼びます。日本でも、スーパーで行われている「シニア割」や、「老齢厚生年金」の支給開始も65歳からです。
このように、世間的にも“高齢者”と判断される65歳から、敬老の日お祝いを始めるひとつの目安として考えられます。
このように、敬老の日のプレゼントをいつから贈るべきなのかは、ライフスタイルや環境のほか、間柄によって異なります。年齢が若くても、お孫さんがいる方は、お祝いしてもそれほど悪い気はしないはずです。
友人や知人同士であれば、年齢にも配慮した方が良いかもしれませんが、親子や孫といった近い間柄であれば、お祝いを素直に喜んでもらえるでしょう。
敬老の日のおすすめのプレゼント5選
ここからは、敬老の日のお祝いに花を添える、おすすめのプレゼントを紹介します。
実用的なものからグルメまで、おじいちゃん・おばあちゃんの好みに合うものを選びましょう。
グルメギフト
敬老の日がある9月は、“食欲の秋”まっさかり。ふだんはなかなか食べられない、ちょっと贅沢なグルメの贈り物で、特別なディナーを堪能してもらうのもアリです。
お肉派の方には、上質なステーキやすき焼き肉が喜ばれます。魚介の方が良い方には、さっぱりと食べられる旬の魚をお刺身で贈るのも◎
まだまだ残暑が厳しい9月、スタミナ満点の「うなぎ」のプレゼントもおすすめです。
スイーツ(和菓子・洋菓子)
甘いものを食べると、ほっと心が落ち着き、癒されますよね。いくつになっても、おいしいスイーツに心がときめくものです。
上品な味わいで見た目も美しい和菓子は、敬老の日定番ギフトのひとつ。いつものお茶タイムを、より贅沢なひとときにしてくれる、リッチなお菓子を贈るのも良いですね。
洋菓子派のおじいちゃん・おばあちゃんには、有名店のスイーツやつまんで食べられるクッキー缶もおすすめ。スイーツの甘い香りと味わいで、豊かなひとときを過ごしてもらいましょう。
フルーツ
秋は旬を迎えるフルーツもたくさんあります。ぶどうや梨、アケビ、イチジクなども、9月~10月が食べごろの果物です。
フルーツはビタミンが豊富で、美容にも最適!洋菓子・和菓子と比べて低カロリー、自然の恵みの健康的な甘味です。
1種類ではなく、旬のフルーツを詰め合わせた盛り合わせもあります。いろいろな果物を贈って、いろいろな味を少しずつ楽しんでもらうのもおすすめ◎
お花・プリザーブドフラワー
お祝いの定番、お花をプレゼントも毎年人気です。
お好みの色合いでまとめたアレンジメントや花束のほか、長期間枯れずに飾っておけるプリザーブドフラワーも喜ばれますよ。
花の種類が多くて選べない…なんてときは、敬老の日にぴったりな花言葉をもつお花を選ぶのも◎
敬老の日のプレゼントに合う、とってきおきのお花はこちらです。
・ピンクのバラ…「上品・感謝・感銘」
・白いバラ…「尊敬・相思相愛」
・胡蝶蘭…「幸福が飛んでくる・純粋な愛」
・松の花…「永遠の若さ・不老長寿」
・白のダリア…「感謝・豊かな愛情」
・ワレモコウ…「感謝・変化」
・ピンクのカーネーション…「感謝の心」
・黄色のマリーゴールド…「健康・可憐な愛情」
・ガーベラ…「光に満ちた・希望」
花言葉だけでなく、相手の好きな花や色を想像しながら選ぶと、素敵なフラワーギフトになること間違いなしです。
お孫さんからの手作りプレゼント
お子さんがいる方は、“孫からのプレゼント“を手作りするのもおすすめです。どんな高価なプレゼントよりも、お孫さんの手や思いがこもった贈り物には代えられません。
遠方でなかなか会えない方は、なおさらでしょう。おじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵や、手形・足形を使ったアートもおすすめ。
お孫さんの成長が感じられるプレゼントは、記念にも残る素敵な贈り物です。手形・足形アートは、インターネットで調べると見本がたくさん載っていますので、作品例を参考にしてみましょう。
作り終わった手形・足形アートは、額に入れたり、プラバンでキーホルダーにするなど応用もできますよ。
敬老の日の準備はお早めに
2022年の敬老の日は「9月19日(月・祝)」、この記事が公開される時点ではまだ日が先です。
しかし、プレゼント選びは思いのほか時間がかかるもの。「どんな贈り物を用意したら喜ぶかな‥‥」と考えていると、あっという間に日にちが経ってしまいます。
1年に一度の大切な敬老の日をお祝いするためにも、ギリギリではなく余裕をもって準備した方が良いでしょう。
ネットショップでは、敬老の日のプレゼントの予約受付をすでに開始しているお店もあります。花屋さんでフラワーギフトを注文する場合も、早めの予約がおすすめです。
敬老の日が近づいて慌てることがないよう、準備は早めに、とっておきのプレゼントを見つけてくださいね。