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三代目となる新500円玉はいつから発行?ニ色で三層となるデザインの理由

三代目となる新500円玉はいつから発行?ニ色で三層となるデザインの理由

少し前に、2024年に新紙幣が発行されることが発表されました。
しかし2021年、新紙幣よりも先に500円玉硬貨が新しくなることはご存知でしょうか?

今回発行される新500円玉は、デザインや構造が今までと異なる点があったり、新500円玉についてさまざまな噂がささやかれています。

この記事では、みなさんの手元に届く日も近いであろう新500円玉のデザインや構造をはじめ、新硬貨が発行される理由や歴代の500円玉について、詳しく紹介していきます!

新500円玉が発行される理由

現在(2021年6月)出回っている500円玉は「二代目500円玉」と言われており、新500円玉は「三代目」にあたります。

紙幣に関しても言えることですが、日本に流通しているお金はある一定期間使用されるとデザインなどを一部変更して新しいものが発行されます。

・・それはなぜでしょうか?

「ただデザインに飽きるから」という理由ではもちろんありません!ちゃんとした理由があり、その理由を知ればお金についての知識がちょっとだけ深くなること間違いなしです。

なぜ定期的に新500円玉など新硬貨が発行されるの?

定期的に新硬貨または貨幣が発行される理由はズバリ!お金の偽造防止です。

長い期間同じお金の使用を続けると、偽造する側の技術が向上し偽造硬貨が増えてしまう可能性があります。それを防ぐために定期的に新しいお金が発行され、最新の偽造防止技術が使われています。

日本の法律でお金の偽造は通貨偽造罪という犯罪になります。偽造通貨を作って使用した場合は重くて無期懲役、軽くても懲役三年以上と、かなり重い刑罰が課されます。

出来心でもお金をコピーしたり、偽造行為を行うことは絶対にやめましょう。

いつから新500円玉が発行されるの?

新500円玉は、2021年11月の発行開始を目処として準備を進めると発表されています。

具体的な発行日時に関しては、さまざまな準備が整い次第、日本銀行から改めて発表されるとのことです。

当初は2021年の上半期に発行予定でしたが、ここでも登場するのは今話題の新型コロナウイルス。金銭機器(ATM機器など)の準備などが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響で進まなかったため延期となりました。

新硬貨発行にも新型コロナウイルスの影響が及んでいたんですね・・・

新500円玉の気になるデザイン

出典:財務省

それではいよいよ、新500円玉のデザインについて紹介します!

まずは、変更のない部分・変更のある部分を詳しく見ていきましょう。変更がある部分に関しては、初代からの歴代500円玉の特長と比較して見ることで理解が深まるかと思います。

変更のない部分:大きさ・基本デザイン

現在(2021年6月)流通している二代目500円玉と新500円玉(三代目)は、大きさや基本的なデザインに変更はありません。

日本人が慣れ親しんだデザインは変更されておらず、表側には桐、裏側には製造年月日や500という文字、竹、橘が描かれています。

大きさは一代目から一度も変わらず、直径26.5mmです。

出典:財務省

変更のある部分:カラー・側面の溝・層・細かいデザイン

基本的なデザインに変更が無いとはお伝えしましたが、今回の新500円玉はカラーが変更となります。

その他、側面の溝・層・細かいデザインが変更され、どこか今の時代に合った洗練されたデザインになっています。

歴代の500円玉と比較して確認してみよう

ここからは、歴代の500円玉の特長などを比較して見ていきましょう。

500円紙幣

現在の500円は硬貨として発行されていますが、1951年頃は千円、五千円、一万円と同じような紙のお札で、当時お札の肖像画は岩倉具視が描かれていました。その後、1982年以降に500円硬貨として発行されるようになりました。

現在でも、ごく稀に見かける500円札ですが、スーパーやコンビニでは500円として使用することも出来ます。ただ、機械にお金を入れるような会計システムでは使用できない場合が多いので注意してくださいね。

初代500円玉

500円が硬貨となったのは1982年に発行されたのが始めです。世界で流通している硬貨(コイン)の中でも、500円というのは発行当時に高額硬貨として話題にもなりました。

側面には『◆NIPPON◆500◆』と刻印されており、素材は銅75%・ニッケル25%の白銅製なので、現在の500円玉よりもわずかに白っぽい色でした。現在も流通しており、少し珍しいですが機械でも使用できる場合が多いです。

しかし、この初代500円玉が発行された同じ年に、韓国で500ウォン硬貨(当時価値は日本円で170円、現在は70円程)が発行されました。

素材・大きさがほぼ同じで重さが僅かに500ウォンのほうが重かったため、少し表面を削ると自動販売機などでは問題なく使用できてしまったことから自動販売機の仕組みが見直され、二代目となる新硬貨が発行されました。

二代目500円玉

二代目500円玉は、現在(2021年6月)流通している500円玉です。
先ほど紹介した500ウォン硬貨が使われるという問題があったため、2000年より現在の二代目500円玉が発行されました。

より偽装を難しくするために、わずかに薄く細い線(髪の毛より細い線)が入っていたり、0.2mmの『NIPPON』が刻印されています。

素材も銅72%・亜鉛20%・ニッケル8%のニッケル黄銅製ということで、500円玉特有の色味になっています。また側面に刻まれている斜めのギザギザは、高い技術が必要とのことです。

三代目500円玉

新500円玉である三代目は、2021年11月に発行予定となります。
最大の特徴は、複数の素材を使用した2色3層構造(バイカラー・クラッド貨幣)という点。今までは1色だった硬貨が、真ん中には2種類の金属、その周りを別の素材の金属で囲むという、二代目500円玉とは全く異なる素材となります。

出典:財務省

自動販売機やATMでは硬貨の判別や、偽造確認をするときに合金の電気伝導率を確認します。その為いくら見た目を似せて作っても、金属配合まで真似をしないといけないので偽造防止効果が一気に上がります。

今回導入された2つ目の偽造防止対策は、異形斜めギザと言われるもので、側面のギザギザを一定ではなく一部変化させるというものです。

出典:財務省

新500円玉のよくあるQ&A

ここからは、ネットでささやかれている疑問など新500円玉のあれこれについてお答えしていきます!

Q.新500円玉が発行されたら二代目500円玉は使えなくなる?

そんな事はありません!新500円玉が発行されても、二代目500円玉は問題なく使うことができます!

現在でも、側面に『◆NIPPON◆500◆』と刻印されている初代500円玉はもちろん、500円札に関しても機械類では使えないという多少の不便さはあるものの使用自体は可能なので、全く問題ありません。

Q.新500円玉が発行されたら二代目500円玉にプレミアは付く?

二代目500円玉にプレミアが付くとしても、かなり年数が経過しないと難しいでしょう。

エラーコイン(刻印間違い)などは、新しい500円玉が発行されるからなど関係なくプレミアが付いたりしますが、そうではない正常な500円玉にプレミアが付くとはあまり期待しないほうが良いです。

1982年以前に流通していた500円札は発行終了から39年程経過し、今ではほとんど見ることはありませんが、価値は500円程しかありません。

エラーコイン(紙幣)であれば別ですが、40年程度では500円以上の価値はつかないでしょう。

Q.全てが新500円玉に置き換わるのはいつ頃?

おそらく15年以上、相当な年数がかかると言われています。
新500円玉は銀行から発行され、旧500円玉は銀行で廃棄されます。

つまり私達がお買い物などで使い、巡っているうちに銀行にたどり着き、そこで廃棄されるということになります。その為、しばらくは新500円玉のほうが珍しいでしょう。

また、他のお金よりも500円玉は入れ替わりが遅いことが予想されています。その理由としては、他のお金に比べて貯金などで蓄えられている確率が高いからです。

500円玉貯金をしている人は多いのではないでしょうか?おそらく、完全に置き換わる前に新しい500円玉が発行されることも考えられるでしょう。

新500円玉の発行を楽しみに待とう!

新しいお金が発行されるということで、さまざまな噂も出ている新500円玉ですが、不安になるほど私達の生活に影響はありません。

三代目となる新500円玉が夜に出回るようになった時、お会計の際に渡された500円玉が「今までとなんか違う」と感じる程度でしょう。自動販売機などの機械類でも、新旧どちらの500円玉も問題も無く使えるはずです。

また、2024年には一気に3枚の新しい紙幣の発行が予定されています。その予行練習だと思って、新500円玉がいつ手に入るか楽しみに待ちましょう!

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この記事を書いた人
津々樹 唯

京都府在住。過去に保育園給食や障害児童デイサービスでの勤務経験があります。日々2羽の文鳥に邪魔されながらもWebライターとして終活・飲食・就職・副業・暮らしなど幅広いジャンルの執筆に取り組んでいます。
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